レザークラフト 道具と材料を学ぶ PR

レザークラフト初心者が道具選びで失敗した体験談と3つの教訓!

レザークラフトの初心者が道具を選ぶ
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レザークラフトの道具選びに悩んでいませんか?

筆者は2024年の年末にYouTubeを見まくり、自分に合うユーチューバーさんの動画を参考にさせてもらい、道具選びをしました。

とにかく早くやりたかったので、ちょっぴり焦ってしまい、あれもこれも必要だなと思った道具はあと先考えずに買いまくり!

もちろん、お財布に相談しながら、コスパを考えて、中級品と高級品には手を出さず、エントリー品と代用できるようなものはダイソーなど100均で買い揃えました。

ほぼ3日で揃えた結果……失敗してしまった!後悔😞

これからレザークラフトの道具を揃えようとされている、初心者のあなたに向けて、道具選びで失敗しないように、筆者のリアルな失敗談を記事にしましたので、ぜひ参考にしてください。

レザークラフト初心者の道具選び【私の失敗談3つ】

レザークラフトはどんな作り方をしても良い。

どんな道具で、どんな手順で作ろうが、そのクラフターさん自身が自分で良いと思う作り方が正解。つまり、とっても自由なんですよね。

そのことをわかってなくて、道具にも誰もが絶対に使わなければならない、ものがあると勘違いしていたのが、そもそもの間違いだった。

失敗談① 最初に何が作りたいのか?が決まっていなかった

インスタとかで、キレイなレザークラフト作品をみて、自分もこんなの作りたいな〜と漠然と妄想をしていただけ。

とにかく、なにかを作りたいという気持ちだけで突っ走った!

冷静に考えれば、そもそも自分の作りたい作品が決まっていないのに、道具が揃えられるワケがないってことに気づいていなかった。

そんなことだから、これから使うことになるかも!と、使いもしない道具を買ってしまうことになる。

いま思えば、徐々に揃えるべきだったという後悔!

失敗談② たくさんの動画を参考にし過ぎて判断を誤った

筆者が参考にした動画は15名のユーチューバーさん。

皆さん有能な方ばかりなので、それぞれに個性があります、当然おすすめされている道具も違うのは当たり前、ある人はこれは絶対必要!というが、また違う人はこれは必要ない!と言う。

その真偽を確かめるために、また他の動画を検索して、視聴する、そうすると、自分が知りたい情報に辿りつくまでに相当な時間と労力がかかります。

せっかく辿り着いた情報も、結局、その道具が必要なのか、不要なのかがわからなくなって、「とりあえず買っておこう」みたいな感じになっていた。

いま思うと、参考にする動画を絞るべきだった、自分がこの人の作品には強く共感できるな〜とか、この人が作っている作品のようなものを作りたい!と思える人を参考にするべきだった。

選択肢が多いと失敗する。

失敗談③ 一気にすべてを揃えようとして安物買いに走った!

短い時間ですべての道具を一気に揃えて、早く作品を作りたいと焦っていた。

それに加え、レザークラフトの道具の価格が高級品は別としても、だいたい数千円で購入することができるので、ついつい、これも買おう、あれも買おう、まあ、2千円くらいだから良いか〜みたいな感じになって感覚がマヒっていた。

そして、筆者のせっかちな性格もあって、使いそうな道具があれば、ポチってしまう性分。

勢いで高いものを買ってはいけないと思い、どうしても「高級品はだめ」、中級品は「いや、まだ早い」、「安いもので十分」と決めつけていた。

もちろん、初心者のうちは安いものでも良いのですが、いま考えると、いらない道具に使った金額分を本当に必要な道具に投入して、ちゃんとした中級品程度のものを買っておくべきだったと後悔。


また、100均だからと用途を考えずに不要なものを買ったり、使いもしないのに同じものを2つも、3つも揃えたり、100円散財をしてしまった。

新しいことをはじめるにあたって、焦りは禁物、落ち着こう。

道具選び3つのコツ!失敗から学んだ教訓

あくまでも筆者が体験した失敗のなかでの教訓なので、すべての方に当てはまるわけではありませんが、初心者のあなたにとっては、少しは参考になることと思っています。

道具選びの教訓① 自分の方向性を決めておく

まずは自分の作れそうなアイテム、作りたいアイテムをしっかり決める!

例えば、カードケースなんかは初心者にとって作業工程を学ぶのには最適、なのでまずはカードケースを作るのに必要な最低限の道具は何か?で調べることができます。

志の高いあなたは、もうすでに作りたい作品が決まっていることでしょう、そういう場合はその作品、例えばショルダーバック類ならそれに必要な道具も明確になるはずです。

つまりは、作りたい作品に必要な道具を最低限に揃えて、まずはその最低限の道具で実際に作ってみる、そして作っている途中で足りない道具、欲しい道具が出てきたら、その時々に必要な道具を買い足せば良いと思います。

「そんなの当たり前だよ」と思うかもしれませんが、実際に道具を揃えるときには、いろいろな道具に目がいってしまい、勢いもあって、いらないもの、すぐには使わないものまで買ってしまいます。

それを防ぐ意味でも、まずは自分が作れるアイテム、作りたいと思っていた作品をしっかり決めることはとても重要と感じます。

道具選びの教訓② 過剰な情報で自分を見失わない

道具選びは楽しい!

キレイに仕上がる菱目打ちはないかな〜

やっぱり皮包丁は良いもの欲しいよな〜

道具に凝り始めたら止まりません、あの本ではこう書いてあった、この前にみたブログ記事ではこんなことが書いてあった、気に入っている動画ではこんなことを言っていた。

筆者は道具選びが楽しくなってしまい、ほぼ3日間全ての時間を使って道具についてだけ情報を集めていました。

結局、どうなったかというと、選択肢が膨大にあり過ぎて、アレコレ迷っているうちに時間だけが過ぎ、本来の自分の考えを見失ってしまった。

道具に凝るのはちゃんとした作品ができてからでいいと思った。

まずは、革をカットする、縫う、磨く、などの基本をしっかりできるようになってから、自分にあった自分が欲する道具を揃えるのが一番良い。

道具選びの楽しさに本来のやるべきことを見失わないようにしたい。

道具選びの教訓③ 作業手順から必要最低限な道具を揃える

取り組みアイテムの作業手順を書き出す

どんな手作業も最初は練習・訓練が必要、レザークラフトもたくさんの作品を実際に作ってみて、少しづつ技術を習得してくことになります。

教訓①で示したように、自分のやりたいアイテムを決めたら、そのアイテムの基本的な作業手順があるのでその手順を紙でもPCでも書き出して、手順ごとに必要な道具をはめていく。

その際に、これもあった方がいいな〜みたいな道具は一旦、外してみる。

参考にしたい動画は手順に特化した動画を参考にする。

例えば、革の切り出しなら、革包丁だけの動画を検索してみる、付随して登場する他の道具には目を向けない、革包丁だけのことを考える。

それを順番にやっていけば、必要最低限の道具だけが揃うことになります。

レザークラフト初心者が揃えたい最低限の道具

カッター関連

・カッター(100均)

・オルファの別たち(革包丁の代用)

・カッティングマット(100均)

ステッチライン引き

・ディバイダー

・コルク板(100均)

・丸ギリ

穴あけ・縫い付け用具

・菱目打ち(1・2・4・6本針用の4mm幅が一般的)

・菱ギリ(4mmピッチ)

・革用針(レザー専用の太めの針)

・ビニモMBT(レザー用の丈夫な糸)

・ライター(糸の端を炙って処理)

接着・仕上げ用

・レザー用接着剤(白ボンド)

・ヘラ(100均)

・革用定規(金属製が推奨)

・目打ち(縫い穴の位置をマーキング)

・へり落とし

・耐水紙やすり(100均)

・トコノール

その他

クリップ(革を固定する時に使用)

水性のコバ塗料(革の端の処理用)

これらがあれば、シンプルな小物(カードケースや小銭入れなど)を作り始めることができます。
予算の目安としては、上記の道具一式で15,000円前後からスタートできます。初めは100円ショップの道具で代用できるものもありますが、カッターと針は良質なものを選ぶことをお勧めします。

必要最低限の材料

革の種類


ヌメ革(4号~5号、厚さ1.6mm~2.0mm程度)

最も一般的で扱いやすい
エイジング(経年変化)を楽しめる
初心者向けの練習用としても最適

革の大きさ

初めは端材やハギレから始めるのがおすすめ

カードケースなら15cm×20cm程度
練習用なら10cm×10cm程度の小さいものでOK
革販売店では端材パックが販売されていることも

入手場所

実店舗:皮革専門店、手芸店
オンライン:レザークラフト専門店
ハンドメイド作家向けショップ
革問屋のオンラインショップ

初心者向けの予算目安

練習用の端材:500円~2,000円程度
作品用の革:3,000円~5,000円程度(A4サイズ)

選び方のポイント

初めは柔らかすぎず硬すぎない革を選ぶ
傷や染むらの少ないものを選ぶ
可能であれば実物を見て、触って選ぶのがベスト

最初は失敗を恐れずに練習用の革で基本的な技術を習得することをお勧めします。その後、本番用の良質な革に移行するのが効率的です。